Harmoniums

ハーモニウム

1810年、ガブリエル・ジョセフ・グルニエ(1756年 - 1837年)が、ハーモニウムに似た楽器を発表しました。グルニエは、この楽器がより豊かな表現力を持ち、クレッシェンドやディミヌエンドも可能だったことから、この楽器を「オルグ・エクスプレシフ」(表現力豊かなオルガン)と呼びました。アレクサンドル・ドゥバンはグルニエの楽器を改良し、1840年に特許を取得した際にハーモニウムと名付けました。同時期に同様の楽器の開発も進められました。パリのアレクサンドルの工場で働いていた機械工が米国に移住し、リードを通して空気を押し出す通常のふいごの代わりに、吸引ふいごを使用するというアイデアを考案しました。1885年以降、ボストンのメイソン・アンド・ハムリン社がこの吸引ふいごを使った楽器を製造し、この製造方法はすぐにアメリカで他のすべての製造方法に取って代わりました。
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